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お墓の形は何故違う?

お墓の種類は一般的なイメージとしては、縦長の長方形ですが、同じ形でも石の種類で色やイメージも変わります。
お墓を建てる時は石材店に依頼しますが、石材店によっても扱う種類は異なります。
宗教によっては独特の形を使う事もあります。

お墓は大きく分けて和型、洋型、その他の3種類に分けられます。
和型は多くの人がイメージする縦長長方形のタイプで、竿石、上台、中台、芝台の構造になっていて、付属品として香炉や水鉢、拝台などを追加します。
日本では最も多い種類といっていいでしょう。

洋型は竿石が横長になっていて高さは和型より低いのが特徴です。
中台は一段か二段と種類はありますが、キリスト教や外人墓地に多く使われています。
最近は宗教に関係なく、自分好みのお墓を選べるようになっていますので、洋型を選ぶ人も増えています。

その他は自分の好みでお墓の形をオーダーメイドするタイプです。
これは石材店により扱いが変わりますが、完全オーダーメイドが可能な場合は、生前の趣味に合わせて、自由な形を作る事ができます。
例えばギターが好きだった人にはギターの形にする事が出来るというものです。

最近はペットと同じお墓に入りたいと希望する人も多く、それが可能な場合は墓石にペットの似顔絵を刻んだり、特殊加工で一緒に撮った写真を入れたりする事もできます。
ただしオーダーメイドの場合は、加工費用がかかるため一般敵なお墓と比べて費用は高くなります。
遺族が遺言に従いオーダーメイドする事もありますし、生前に自分が希望する形で建てておくという事もできます。

宗教によってはお墓の形が決まっている事がありますが、今はあまり宗教にこだわらず比較的自由に建てる事もできるようになっています。
ただしお寺の場合は、お寺と同じ宗教や宗派である事を条件にしているので、異なる場合は断られる可能性があります。
霊園は比較的自由という事もあり、宗教にかかわらず選べるのは人気の理由となっています。